【英国メディアから#25】Fed-up Londoners illuminate Hammersmith bridge in bright red to get PM’s attention
2021年2/2付、SKY Newsから、 “Fed-up Londoners illuminate Hammersmith bridge in bright red to get PM’s attention ”の記事。
ロンドン自宅近所にある、Hammersmith Bridge 。007シリーズの最新作、”No Time to Die”でも登場した地元のアイコンだが、現在老朽化により、閉鎖中。
この橋が、バレンタインデーの本日、真っ赤にライトアップされ、以下のバレンタインメッセージを発信した。
: "Broken hearts. Broken promises. Broken lives. Broken bridge."
事の発端は、何とヴィクトリア時代から200年以上の歴史をもつ、この橋の台座に入った大きなひびから。
修復作業には、約£4600万かかるそうなのだが、これを「ロンドン市」かその一部のBrough(地区)である「Hammersmith & Fulham」かのどちらが負担するかで揉めており、昨年4月に自動車&バスレーンが通行止めになってから工事が完全ストップしている状態なのだ。
テムズ川を行き来する、バスや車の主要ルートだったため、近隣の住民は生活ルートが絶たれており、うんざり。一気に不便な生活を送っている。
特に(うちから見て)対岸のBurnsエリアに住む高齢者達は、橋を渡った先の総合病院に通っていた人も多く、通院が一気に大変になったという。
このバレンタインライトアップ主催者の、
Hammersmith Bridge SOS Residents'Groupの議長を務めるHelenPennant-Rea氏は、本スタントはボリス・ジョンソン首相、ロンドン市長のサディク・カーン、運輸長官のグラント・シャップスに宛てたという。「深刻な問題に対する政治家達への注意喚起ための、楽しくて面白い方法」として。
こういうウィットに富んだ発信、注意喚起の仕方が何か英国人🇬🇧らしいなぁ、と思ってしまう。
一刻も早く、工事スタートを願うばかりだ。
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