2020/8/18 【英国メディアから#11】BBC News: Coronavirus: Is the world winning the pandemic fight?
8/10のBBCニュース、Coronavirus: Is the world winning the pandemic fight? より。
今年の1月末、中国での1万人の感染者と200人の死者に端を発したコロナ。
今や世界中で、感染者が20,000,000人に近づきつつあり、700,000人の死者数にのぼる。
How are we faring in this battle between the human race and the coronavirus ?
そんな世界の現状と今後について書いた記事。
今深刻なのは、インドとラテンアメリカ。香港は、quarantine facilities の中でしっかり隔離しているし、大韓民国は、政府が感染者の電話番号や銀行口座までも監視している。ヨーロッパは、変わらずロックダウン有無と感染の広がりとのバランスに、奮闘中。
ニュージーランドは、早期に対策したためそこまで酷くなっておらず、モンゴルは、人々がゲルと言われるテントの中で共同生活しているので、感染も酷いが、限られた医療リソースの中でよく頑張っている。
(They did “shoe-leather epidemiology”. )
問題点としては、アメリカのように政治のリーダー(=Donald Trump)と公衆衛生関連のリーダー(=Anthony Fauci)やドクター達と、足並みが揃っていない国もあるという事。
オーストラリアのメルボルンのように、7月頭にロックダウン(”Social-crippling lockdowns”)を再開したりと、今後もコロナとどう共存するかの手法が問われる。
欧州も、ロックダウンは解除したものの、スペイン、フランス、ギリシャはここ数週間で感染者数最大となっており、ここ3ヶ月でドイツも初めて1日1000人の感染者数を記録している。
マスクの浸透しなかった欧州でも、リゾート地ですらマスクするのが日常の光景に。
“Leaving lockdown doesn’t mean back to the old ways. It’s a new normal. People haven’t got that message at all”, Dr Harris said.
“ロックダウン解除=元の生活に戻れる“という訳でなく、(コロナの第2波防止を意識した)”新生活に入る”ということを、忘れてはいけない。
一方、アフリカは、殆ど検査がなされておらず、コロナ以外の感染症もある上、19歳以下の若者が多かったり、肥満や糖尿病などが先進国より少なかったりするのでコロナの死者数は低い。
では、これらのコロナとの闘いはいつ終わるのか?
今、6つのワクチンが最終テスト段階まで来ている。だが、最終ハードルをクリアするのは難しい。
ワクチンができたからと言って、ハリウッドの2時間映画のように、すぐ決定的な終わりが来るという訳でない。科学者はヒーロー、ブラット・ピットではないし、彼ら自身もまたワクチンを打ちつつ、皆で助からなければいけないのだから。
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