2020/8/8 Bluebell railway〜プーさんの故郷を走るSL機関車〜

▲昔と変わらぬ駅員さんの掛け声、 “All aboard! (出発進行!)“。


 “All aboard! (出発進行!)”

  頭から爪先までの漆黒の中に映える、赤いネクタイ。そんな昔ながらの制服に身を包んだ、駅員さんの掛け声。

 シュッ、シュッーーー。


  30℃を超えのイギリスの真夏日の中、
SF機関車のBluebell railwayが、白い蒸気と共に、Sheffield Park(シェフィールド・パーク)駅を出発した。

 鉄道発祥の国、イギリス。
ロンドンから車で南東に、1時間半ほどの
『くまのプーさん』(A.A.ミルン作)の舞台、Hartfield (ハートフィールド)には、かつて鉄道が走っていた。

 1960年代に廃線となったが、
その後、このBluebell Railwayが引き継いでSLのみを走らせており、数ある英国の保存鉄道の中でも、屈指の人気を誇る。

 今回、機関車トーマス&鉄道大好き英士のバースデー記念に、60周年を迎えるこの鉄道に乗ってみた。

 始発は、Sheffield Park(シェフィールド・パーク)駅から、Kingscote(キングスコート)駅まで。往復1時間余りの汽車の旅。

 この鉄道には、ビクトリア時代の趣を残した、鉄道全盛期1930年代&1950年代の雰囲気が漂う4つの駅がある。
(※今回は、East Grinstead駅Horsted Keynes駅は停車せず。 )

 途中のトンネルや、牛や馬が見える、車窓からの景色は、機関車トーマスの世界観そのもの。ほのぼのとした、緑多いプーさんの故郷だ。

 産業革命を牽引し、資本主義経済をいち早く確立させたイギリス。

 その象徴でもある”鉄道”に乗りながら、
かつての英国の矜持を感じつつ、
この国が次世代の未来循環型社会へ向かっていることを信じてやまない。


▼Bluebell railway

→事前にオンライン予約必。
コロナの影響か?、今年から4歳以下の子ども同伴の場合は、コンパートメント(1両:10人乗)貸切が前提となる。

▼英士用に予約した、機関車トーマスのキャラクター、Stepney(絵本シリーズ18巻「Stepney the "Bluebell" Engine”」に登場)のランチボックス。

→トーマス産みの親、オードリー牧師がBluebell Railway の援助活動の一部として執筆したんだとか。中は、チーズサンドイッチ、スナック、チョコ、レーズン、オレンジジュースと可愛い塗り絵が。

▼コンパートメントの中。古い内装はそのままに綺麗に保存されている。

→外からしか開かない扉、オールドスラムドア。

▼今回のチケットの終点、Kingscote(キングスコート)駅

→ここで、30分ほど休憩。(復路用の石炭をくべ直す。)ピクニックエリアや子ども用の遊具のあるPlaygrounds も。

▼昔ながらのプラットフォームにて。


▼鉄道全盛期当時を偲ばせる、量り。


▼レトロな当時の地図。


▼Kingscoute駅内のジョージ6世の写真と昔ながらの切符売り場。



▼途中通過のみの、Horsted Keynes(ホーステッド・キーンズ)駅。

→当時のままの駅内広告。

▼1930年代の駅舎の雰囲気を残した、Hosted Keynes(ホーステッド・キーンズ)駅は、大人気英国ドラマ、”ダウントン・アビー”のシーンにも登場。


▼駅員さんの執務室。


▼Sheffield Park(シェフィールド・パーク)駅に戻って下車。


▼まるで、当時のタイムスリップしたような空間。


▼当時のネスレのチョコレートマシンとレトロな駅内広告。


▼Sheffield Park(シェフィールド・パーク)駅には、ミュージアムも併設。


▼機関車トーマスのキャラクター、Stepneyが登場する、絵本シリーズ18巻「Stepney the "Bluebell" Engine”」。


▼1960年に開通してから、様々なスペシャルイベントが。


▼Sheffield Park(シェフィールド・パーク)駅プラットフォーム。


▼STEPNEY に乗って、ボクも、”ALL Aboard!”


▼ミュージアム内にある、蒸気機関の仕組みに関する展示。



★ 【英国Baby&Kids生活 Tips #1〜】

Web サイトのBaby-Kids欄から。

→ベビーマッサージレッスンでお受けする質問(おすすめお出かけスポットや離乳食、液体ミルクの裏技!など)や、イギリスでのベビー&キッズとの生活におけるお役立ち情報を日々更新中。


0コメント

  • 1000 / 1000