2022/1/11 ムーミンコミックス展


 三連休の最終日。義母から、横浜そごうでやっているムーミンコミックス展(頂いた日がなんと最終日)のチケットを1枚頂いたので、英士と2人で見に行く。

 元々は、熱烈なムーミンファンの私。
在欧中は、フィンランドのムーミンランドも訪れ、コミックや絵本も持っている。

 1947年に、作者トーべ・ヤンソン氏により、童話に次いで、コミックもスタート。1954年に英Evening News紙で、弟ラルス・ヤンソン氏と共に20年以上連載をつづけた。
(※欧州の4コマは縦ではなく、横に続くので不思議)

 日本では、圧倒的にコミックよりアニメや童話の方が認知されているが、欧州では逆。
特に英国では、昔の長期人気新聞連載漫画のイメージが強い。(日本のフジ三太郎やとなりの山田くん、的な)

 新聞コミックは、アニメや絵本と違ってモノクロ。かつ、版擦れなどの印刷不備も想定しなければいけない、創作に規制がかかるメディア。
 そんな中で、育まれたドーベ氏の素朴なタッチは、モノクロだからこそ、引き立つ!そして、風刺のきいたムーミンワールドは、アニメや絵本のそれとはかなり異なる。ネガティブな部分も含め、キャラクター達のもっと人間くさい内面、裏の顔!?が垣間見れた。

 ムーミン、コミックだけ切り出しての展示会もアリだなぁ(特に、マニア向け)とづくづく思う。

 スケッチや原画など約280点の展示は、入館後2分で飽きた英士と一緒では全くちゃんと見れなかったが、ムーミンワールドのリアルに一歩入り込めた気がした。

 日本放映のムーミンアニメとはやや対極のアングラな世界。
だから、ムーミンはやめられない!


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