2020/8/14 天国からの地獄!😱12週目エコーと初のA&Eへ緊急搬送

 本日は、12週目のscan(エコー)と出生前ダウン症診断の日。15時のアポイントの時間通り、Chelsea & Westminster Hospitalへ。

 エコー結果は良好。
 と、安心したのも束の間、なんと病院からの帰りの車で、18時頃突然、多量出血してしまう。

 カーシートやズボンが、みるみる真っ赤の鮮血で染まり、妊娠後今まで感じたことのない、生理痛に似た子宮収縮のような痛みが。。。

 たった数時間前に元気に動く赤ちゃんの姿を、画面で確認したばかり、信じられない。

 とは言え、家に着くやいなや、トイレに駆け込み出血量を確認。。止まる気配のない出血。涙。。

 緊急連絡先の担当のmidlife(助産師)チームは夜で電話が繋がらず。。
 応急処置について聞くべく、111の救急に電話。何かあれば、旦那の車があるので、とりあえず999(救急車)ではなく、111へ。

  電話で状況を伝えると、ナースから近くのA&E( accident and emergency:救急)対応の病院へ向かうように指示される。詳細な対応については、ドクターからの折り返し電話待ち。

 最寄のCharing Cross Hospital (ほぼ向かい)だと、A&E対応ではあるが、産婦人科が無い。そのため、夕方エコーを受けたChelsea & Westminster Hospital へ逆戻りする。

 車で病院へ向かっている間に、先程の111の専門ドクターから折り返しが。やはり、すぐにでも病院で診て貰った方がいい、とのこと。

 やっとの事で病院に着くと、A&E (accident and emergency:救急)Departement では、20人ほどの患者の列が。私は血だらけ、院内の緊迫した雰囲気を察して、英士も泣きじゃくる。

 旦那に英士を見てもらいつつ、受付を済ませる。緊急を訴えたこともあり、待ち時間15分ほどで、すぐにベットへ。

 ナースによる簡単な問診が済み、血圧や体温を測ったものの、NHS(National Health Service:国民保健サービス)の慢性的な人手不足に加え、今はコロナによる非常事態。。中々ナースが来てくれない。

 1時間弱A&E(accident and emergency:救急)の個室ベッドの上で休んだ後、血液検査や尿検査、加えてコロナ検査まで、ナースが立ち替わり来てくれて、行ってくれた。A&Eに入って2時間過ぎた頃に、やっとドクターと面会。

 内診をしてくれたとは言え、Gynecologist Dr.(産婦人科医)ではないので、詳しくは分からない、とのこと。今から、当直のGyne-Dr.に電話して今後の処置についてアドバイスを貰うから、少し待っててほしい、と。

 そこから点滴などし、待つこと2時間ほど。運良く当直のGyne-Dr.が来てくれて内診してくれた。

 彼曰く、「見た感じ、かなりの出血量。エコーをかけて出血箇所を調べてみないと(赤ちゃんが無事かは)何とも言えない。本当は、すぐエコー診断するのがベストだが、今は夜中で出来ないので、明日すぐにでもエコーの予約をとって。」

 産婦人科医なんだから、緊急というなら、あなたが今からエコーしてくれてもいいのでは、、という心のツッコミを噛み殺す。

 英国に4年も住んでいると、NHS(National Health Service:国民保健サービス)の合理化は痛感してきた。医療費完全無料であるため、極力無駄を省き、合理的に対応するシステムなのだ。
 安心の為に特別処置を望むのであれば、エコー1回£300(=約41540円/2020年8月時点)のプライベートの病院(キャサリン妃が出産したような病院)に行くしかないのだ。日本のように、●割患者負担、などの中間地点がなく、患者にとっての医療費負担は”All or nothing” である、英国事情。

 さらに、ここでもイギリスNHSあるある。。
暫くして、週末は技師がいないのでエコーができないことが判明。(何度も言うように、よほどの緊急でない限り、特別対応と言うものは存在しない。)

 出血やお腹の張りもはまだ続いているので、今日は入院して明日自宅に帰り、週末安静にして、月曜エコー技師とドクターからのエコー検査の予約の連絡を待つことに。

 ただ、出血量が増えたり、お腹の張りが出てきたら、またすぐA&Eへ戻って来なさい、とのこと。

 夕方あんなに元気に動く赤ちゃんを確認し、数時間後に、この出血。まさに、天国から地獄。
 流産の覚悟もしつつも、とにかく今できることは、身体を休めることだけ、と言われてしまう。

 週末は、日本のプライベートの病院でもGyne-Dr.はいないので、自宅で安静にし、月曜の結果を待つことに。

 とは言え、今こんな風に休んでいる間も、出血で赤ちゃんの命が危ないのではないか、という不安が拭いきれない。

 翌日帰宅すると、フラットのドアノブに、近所のママ友からの手作りレモンケーキとカードが。病院の待ち時間、LINEで少し状況を話してしまったのだ。優しいお心遣いに、涙が出そうになる。Hちゃん、本当に有難うございます。

 そんな皆の優しさに支えられて、何とか赤ちゃんが無事でいてくれますように。🙏
 
 

▼数時間前、夕方のエコー結果。全く問題無く、元気に動き回っていた赤ちゃんが。。😱

▼ママ友から頂いたお見舞いカード

→Hちゃん、いつもながら優しいお心遣いを本当に有難うございました。レモンケーキも、絶品でした。

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