2021/3/11 東日本大震災から10年

▲2014年に訪れた際の南三陸町防災対策庁舎。


 3.11東日本大震災から10年。
本日ちょうど図書館におり、館内放送で流れた14:46の黙祷にも、丞士と2人で参加させて頂く。

 死者は戻らない。
残された人達にとって、
大切な人の死にどう折り合いをつけるかは、
10年の時を経た今も、変わらない。

 そんな中、今も被災地で活動される、ある住職さんの記事を拝読した。
 震災後10年目を迎える今、亡くなった方々と未来を、本当の意味で繋ぐお話。
 その住職さんが説いていらっしゃるのは、
「共生」ならぬ、「共死」について。

 共に死ぬ、という意味ではなく、
未来や他人と「死を共有する」という考え方。

 他者と時空を超えて「死」を共有することで、
万物の循環を感じ、新しい「生」により感謝できる。
 
 コロナ禍の中、”新しい生”として産まれてくれた丞士。
 つい先日その出産を終えた私にとって、
震災にとどまらない、普遍的な生死の真理について触れた気がした。

 英士も、夜テレビの特集を見て、津波や地震の恐ろしい映像に、怯んでいた。

 戦争もそうだが、英士や丞士のように3.11を全く知らない世代に、どんな風に語り継ぐか。

 震災後、ボランティアで訪れた南三陸の海岸。
 今度は英士&丞士を連れて、いきたいと思う。
 

 

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